高校生のひとり旅

 

こんばんは

今日は夜分遅くに、失礼します。

 

 

昨日、京都を舞台にした映画を見て、

住みたい気持ちが猛烈に高まりました。

 

 

もともと、ひとりで旅をするくらい好きな土地なのですが、

訪れるたびに、好きが増えていくのです。

 

今日は、高校3年で(2年前!)ひとり旅をしたとき、

京都の街でパシャパシャ撮った写真を並べつつ、

想い出を語りながら、

なぜ東京で暮らしながらも、京都に住みたいのか、つらつら書いてみます。

 

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少しばかり、お付き合い願います。

 

-

 はじめに、

 

高校生のころのわたしは、とにかくカフェが好きで、

地元や都内のカフェを巡っていました。

 

SNSをはじめてから、

「京都には素敵なカフェがたくさんあるんだな」と知り、

中学校での修学旅行のような観光地をまわるのではなく、

 

「もっと、素敵なお店や街を見て歩きまわりたい!」

 

と思うようになりました。

 

 

それから

 

昔からわたしは本を読むのも好きでした。

映画化もされ有名になりましたが、

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

という小説を、ご存知でしょうか?

 

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https://www.amazon.co.jp/ぼくは明日、昨日のきみとデートする-宝島社文庫-七月-隆文/dp/4800226104

 

この小説のなかで描かれている京都が本当に大好きで、

高校時代、何回も読み直したものです…

 

「舞台となっているスポットを巡りたい!

わたしもふたりが歩いた道を歩きたい!」

という、なんともミーハーな理由もありました。

 

 

そんなこんなで、

貴重な平日休みである秋休みを利用し、ひとり旅を決行したのです。

 

お金をあまり使いたくなかったので、

行きは夜行バスでした。

初めての、そして夜遅くに、一人で乗る、夜行バス。

 

不安な気持ちに胸をどきどきさせつつ、

安定の爆睡をかましました(さすが)

 

そして早朝6時前

 

バスは伏見の方に着きました。

ちょうどいいので、伏見稲荷まで歩き、

山のなかを散歩しました。 

 

伏見稲荷って、バイクもあがれない程の傾斜の土地に、

住宅が、結構あるんですね。

 

いや〜〜生活大変そうだな、と思っていると

朝の配達のおっちゃんが、バイクを降り、徒歩で、配り歩いていました。

いやはや、ご苦労様です…

 

そして奥の方にのぼっていくと、

ノラ猫ちゃんたちに出会いました。

 

わたしがしゃがんでいると、

自らひざに乗ってきて、キメ顔をされました。

どんだけ人馴れしとるんじゃい〜(かわいい)

 

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しずかで、ひんやりしていて、

普通の観光ではなかなか味わえない早朝の散歩でした。 

 

実際、犬の散歩をしている方もいらっしゃって、

「もし住んでいたら毎日ここを散歩できるの…?贅沢すぎる…」

と、心が躍りました。

 

-

 

7時過ぎごろに伏見を出て、

今度は清水周辺を歩きました。

 

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-京都に訪れた時には必ず、清水寺で恋みくじを引く

 

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-小路から望む。お気に入り!

 

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-散りばめられた箸置きが可愛い

 

 

てくてく歩いて、お次は、三条周辺へ。

憧れていた「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の舞台となった場所を

いくつか巡りました。

 

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-青のグラデーション

 

この、鴨川沿い

たまらないんですよね。

 

時計を見るのも馬鹿馬鹿しくなるくらい

おだやかな時間が流れていて、

放課後にここで本読んだり、友達とただ駄弁ったり、

そんな青春が欲しかったと、ただただ思うばかりで。

 

うーん、京都の学生、羨ましい。

 

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 -「ぼく明日」の舞台モデルをまとめてみた

 

 

さすがミーハーの高校生わたし、完璧にまとめていますね…

これがわかる人いましたら、ぜひ語りたい所存です…

 

 

 

それからは、宿がある下鴨神社の方までぐーーんと歩きました。

 

 

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-家の裏を流れる水路と緑

 

 

 

 地図で言えば、「上の方」にずっと進むと、行き着く場所、

下鴨神社(つまり鴨川デルタ)の周辺、

そう、「出町柳」という場所が、わたしは特にお気に入りです。

 

三条の方や清水、京都駅の方は、やはり観光地ですから

少し栄えていますし、

伏見は、ズバリ山の麓といった感じ。

 

それに比べ、心地よさ・過ごしやすさという点では、

出町柳が最も、しっくり、くるのです。

 

出町柳駅」を降りれば、そこはもう

「おだやか」を体現したかのような空気感。

町も、人も、川も、時間も、全てがおだやか〜

 

もし、これから京都に行く機会がある人は、

栄えた観光地ももちろんいいけれど、

ちょっとばかしそれらとは離れた、しずかな川のほとりへ

ぜひ、腰をおろしに、向かって欲しいものです。

 

さて

 

何を隠そう、わたしが「京都に住みたい」と言うのは

実は、「出町柳に住みたい」と言うのとほぼ同義であります。

 

そう、いかなるときも、帰るべき宿は、大好きな出町柳

 

 

もし出町柳に住んでいたなら……

 

朝はまだ外が薄暗いうちに起きる。

こぎれいな服に着替えて、髪もきちんと結わく。

お昼のお弁当を作り、その余った食材で、

朝ごはんになるおにぎりやサンドイッチを作る。

鴨川デルタのベンチで、それをほおばる。

こういう、一日の始め方。

 

わたしの妄想だけれど、

けれど、実際に現実にしている人がいるんだもんなあ、と思うと

なんだか切なくなってくるものです。

 

出町柳の宿で眠りにつくときは、いつも、

 

「明日も明後日も、この先ずっと、

ここに帰ってこれたらいいのに!」

 

、なーんて、思ったりもします。

 

そういう朝は、出町柳の空気をめいっぱいに吸い込んで、

次に訪れる時を想い、少し肩を落として電車に乗るのでした。

 

 

-

 

おまけに、もひとつ。

初めてのひとり旅で、

どうしても行きたかったお店がありました。

 

「回廊」という、純喫茶。

 

そこの、売り切れ御免な珍しいモーニングが

どうしても食べたくて食べたくって…!

 

 

AM9:30ごろ、駆け込みました。(9:00open)

 

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みてください、このトースト!!!!

6種類のジャムがまるで宝石のよう〜

 

驚くべきは、価格。

 

なんとこれ全てで、

モーニングサービス450円(税込)なんです。

 

厚切りトースト・六種のジャム・バナナ・フルーツヨーグルト

ブレンドコーヒー・野菜ジュース 

おなかいっぱいになるだけ食べたのに、

500円玉わたしてもお釣りが返ってくるとは…???

 

 

 

さらに驚くべきなのは、トースト。

 

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写真が縦でごめんなさい!

これぞ、厚切りの域を超えている厚切りトースト。

 

しかも、生地はふわもち食感。魅惑のトースト。

 

幸せ以外の何物でもありません。

言うなれば、天国。

思い出すだけでにやけてしまいます。

 

ここのマスター、おじいちゃんで、わたしが訪れた際には

おひとりで切り盛りしていらっしゃいました。

 

寡黙で、口数は少なく、けれども優しさがある人。

ああ、この人は「好き」なんだろうなあ、というのが

痛いほど伝わってきて

心底、あたたまった朝でした。

 

また行きたいな…。

 

-

 

 

冒頭でもお話しした通り、

「訪れる度に好きが増えていく」のですが、

わたしはこの、初めてのひとり旅で、

言わずもがな、京都にどっぷりハマってしまいました。笑

 

そうそう、この旅での発見は「古いものが好き」ということ。

 

わたし、古い家(古民家)だとか、古道具、

哀愁漂う、少し寂れたものなんかが、好きなんですね。

 

綺麗で、きらびやかで、高価で、儚いものよりは

どちらかといえば、前述したような、そういったものの方が

わたしはどうやら好むらしい、と気づきました。

 

綺麗なものもいいけどね、ちょっと合わないみたい。

 

だからこそ、ああいう、

落ち着いた人や、町や、時間の中で、生きていたいと強く強く、思うのです。

 

わたしが想う「おだやか」とは、そこにあるのだからね。

 

東京に住む理由が無くなった時には

(それはやるべきことをやり遂げたらという意味だけれど)、

堂々と胸を張って、京都移住計画をたてようと思っとります。

 

 

しっとりと、見守っててくださいませ。

 

 

 

 

長くなっちまった〜、

まとまってない気もするけど

今日はこの辺で。

 

明日は金曜日、頑張りましょう。

 

ありがとう。

おやすみなさい